2017.02.14

dotFes2016制作レポート〜デバイス編〜

dotFesから早3ヶ月。
年明けからの月日の経過の早さを
「イヌ、ニゲル、サル」と言うことを最近教わりました。
「キヌ、ノメル、ノム」、豆腐の話です。

デバイスエンジニアマルマル秘の長ほらです。

前々回は「ピーポーパニック!」の絵作り、前回は演出について触れてきました。

「ピーポーパニック!」は私長ほらビール
同じくデバイスエンジニアのじゅんぴーパンがデバイス周りを担当していました。
今回はそのお話をしていきたいと思います。

---

■ UFOの造形

UFOの操作方法についてはグローブ型やハエたたき型と紆余曲折ありつつ、
適度な操作の難しさとちょっとした浮遊感があるということで釣り竿方式になりました。
素材は重量、加工のしやすさ、塗装のことを考えスタイロフォームにしました。

スタイロフォームを削るじゅんぴー

▲韓国から来た孤高のデバイス職人じゅんぴー、削った材の分だけ真心を込めている。

スタイロフォームはカッターや熱戦での切断が容易、やすりでのアールや調整も可能なのでプロトタイピングにはとってもいいですね満室・満席・満車
塗装はジェッソで下地をつくり水性のアクリルスプレーを吹き付けました。

UFO.jpg

▲ゲーム画面のようにポップなUFOに仕上がりました。ポゥ

---

■ UFOの検知

今回は潤沢な予算があるわけではなかったため、赤外線カメラを自作することにしました。(Optitrackはブルジョワ)
メディアアーティストの坪倉さん(@kohack_v)のブログを参考にさせていただきました目

構成としてはこんな感じ。

構成図

▲構成図。

画面上部に赤外線カメラと赤外線ライト。
UFOには赤外線反射マーカーを貼り付けています。

赤外線マーカー

▲UFO上部のグレーの輪っかが赤外線反射マーカー。

赤外線反射マーカーには再帰性反射材を使用しています。
光の当たった方向にそのまま光を返す性質をもっています。

赤外線ライトは赤外線カメラにマウントできるように3Dプリンタで自作しましたひらめき

赤外線ライトの3Dデータ

▲3Dデータ。どことなく王蟲に似ている。

赤外線ライトの設置状態

▲設置状態。王蟲感はあまりない。

中央に赤外線カメラのレンズがあり、その周りのツブツブが赤外線LEDになります。
パラボラアンテナのように放射状に傾斜をつけることで広範囲に赤外線を照射できるようにしてあります富士山

赤外線カメラと同じ位置から赤外線を画面に向けて照射します。
こうすると赤外線反射マーカーが赤外線を反射してやたらと光ってくれます。




▲開発途中の検証動画。

赤外線カメラの映像から光っている部分だけ切り出すようにすると以下のようにUFOだけ検知してくれるようになります。


▲開発途中の記録をしていなかったため、先ほど赤外線カメラの前でUFOを手に踊ってみた。

---

■ Unityとの連携

UFOの検知プログラムはopenFrameworksで作成し、フロントエンドのUnityとの通信はOSCを使用しています。
開発メンバーが各々クライアント案件を進める中での制作だったので、通信の仕様だけ決めておき各々開発しやすいツールで制作を進め、日を決めてガッチャンコ(検知プログラムとフロントエンドとのシステムの統合)がスムーズでとてもやりやすかったです指でOK

開発途中の様子をば。


▲音出ます。プロトタイプ段階。とりあえず入れてみた肉声SEが社内に響き渡る。

---

3回に分けて「ピーポーパニック!」の制作レポートを綴ってきましたがお楽しみ頂けたでしょうか。

時間がないなかで各分野の持ち味を発揮し、チームが満足いく朗らかコンテンツを作ることができたんじゃないかなと思っています。やったぜビール

公表はまだですが、ありがたいことに次の展示の予定もたっております。
告知は弊社のHPTwitterで発信しているので要チェケして頂けるとありがたいですサーチ(調べる)

以上、長ほらでしたー。
TAG =
開発
展示

COCONOE inc.

ADDRESS :
1613-5, SHIMPO, MINAMI-KU
OKAYAMA-SHI, OKAYAMA,
700-0945 JPN
TELEPHONE :
086-243-6614